西島悠也|部活動の顧問として

西島悠也

 

高校教師をやる上で一番大変なことの一つが、部活動で顧問をすることです。

 

中学校でも同じことが言えますが、自分の担当教科の授業をしっかりと組み立てることが教師の一番の役割の一つでもあり、絶対に手を抜いてはいけない部分です。

 

ましてや難易度も上がる高校の勉強となれば、学力の差がより如実に表れる高校生に平等に授業することは、非常に難しいところです。

 

さらにそこに加えて進路指導、そして日頃の生活に対する指導も加われば、正直言ってキャパオーバーになりそうな先生方がほとんどだと思います。

 

それなのに、振り分けられれば、部活動の顧問も務めなければならないというのが、高校教師のリアルな現状です。

 

自分が得意なジャンルや元々好きなジャンルであれば、部活動の指導にも熱を込められますが、正直あまり触れてこなかった分野を担当するとなれば、とにかく生徒が頑張ることを応援することしかできません。

 

自分も応援されたいのに…という気持ちを押し殺して、生徒たちに愛情を持って接することが、部活動も顧問にとって一番大切なことだと、私は考えています。